
今小売業では、「売上達成しているが危機感を感じる・・・」との声があふれています。
売れてるならいいじゃん!なんで危機感感じるの??
世の中の物価上昇で達成しているだけなのよ・・・
そうです。今世の中は物価が昨年と比べて信じられないペースで上昇しています。企業の売上目標を決める際、多くは昨年をベースに決定します。つまり、昨年を参考にした目標は物価上昇を考慮していないため、物価上昇した分だけ目標達成してしまう状況です。 ここで売上を決める式を見てみましょう。
売上=客単価×一人あたりの買上点数
客単価は物価上昇にともない上がっています。 しかし買上点数はというと・・・多くの企業で昨年と比べ下がってしまっているんです。 ここが危機感を感じている理由ですね。 下がっている理由は、値上げの圧力による節約志向が大きな理由ではないかと見られています。 食品新聞にも節約志向と価格上昇にともなう買上点数減少についてふれられていました。スーパー 節約で買上点数の減少が顕著 客数対策、再び強化
今回は、この買上点数についてピックアップしていきます。点数アップ対策の一例も紹介してますので、参考にしていただき皆さんの売場にも反映してみてください!
- 関連づけた陳列で狙う「あと1品」
- 見やすく・気づきやすい売場で「あと1品」
- 声かけ・提案で「プラス1点」をサポート
- チーム全体で「あと1品」を意識しよう
関連づけた陳列で狙う「あと1品」
「パスタの隣にソース」「カレーの近くに福神漬け」「豆腐のそばにめんつゆ」など、
お客様が“自然に”思いつく組み合わせを意識した陳列があと一品を生みだします。
ポイントは「お客様が料理や食卓の“完成形”をイメージできるかどうか」。
“この商品を買うお客様は、他に何を一緒に使うだろう?”という視点を持つだけで、売場がガラッと変わります。
献立が決まらないまま買い物にいくことが多いから、 お店から教えてもらえるとほんと助かるわ
ここで関連づけた組み合わせの一例を紹介します。
🍝主食 × ソース・具材系
- パスタ × パスタソース、オリーブオイル、粉チーズ
- うどん・そば × めんつゆ、天かす、のり、七味
- カレー × 福神漬け、らっきょう、ナンミックス
- ごはん × ふりかけ、レトルトカレー、味付きのり
🍱お弁当・ランチ関連
- 冷凍お弁当おかず × アルミカップ、ピック、ソース類
- ご飯のお供 × 海苔、ふりかけ、インスタント味噌汁
- カップ麺 × おにぎり具材、スープ、紙コップ
🧂調味料 × 使い道提案
- ケチャップ × マヨネーズ(オーロラソース提案)
- ソース × 惣菜売場のコロッケ・フライと連動
- ごま油 × 中華食材(春雨・餃子の皮など)
- ドレッシング × サラダ素材(ツナ缶・コーン缶)
🍞朝食・軽食コーナー
- 食パン × ジャム、ピーナッツバター、スープ缶
- シリアル × 牛乳、ヨーグルト、ドライフルーツ
- コーヒー × 砂糖、クリーミングパウダー、クッキー
🍢季節・イベント提案
- 冬:鍋つゆ × 野菜・〆のうどん・ポン酢
- 夏:そうめん × めんつゆ・薬味・冷やし中華
- 年末:おせち食材 × 調味料・飾り・おもち
- バレンタイン:製菓材料 × ラッピング・チョコチップ
ここで紹介したもの以外でも、小さな工夫で「ついで買い」が自然に生まれます。
関連づけた売場づくりを意識してみましょう。
見やすく・気づきやすい売場で「あと1品」
どんなに良い商品でも、お客様の目に入らなければ選ばれません。
だからこそ、「気づいてもらう仕掛け」を意識することが大切です。
たとえば——
- フェイスを増やして目立たせる
- エンド(通路側)で展開して目に入りやすくする
- POPをつけて商品の魅力を伝える
といった工夫で、売場全体の“見やすさ”が大きく変わります。
値段以外にも、魅力がわかるPOPがあるとつい見てしまうんだよね!
さらに、POPに
「今日の夕飯にもう1品」
「まとめ買いがお得!」
など、シンプルな一言を添えるだけでも購買につながります。


売場づくりの基本は、“気づかせること”から。
お客様が自然と足を止める、そんな売場をみんなで作っていきましょう!
声かけ・提案で「プラス1点」をサポート
お客様が商品を手に取って迷っているとき、
「こちらの方がお得ですよ」
「これ、最近すごく人気なんですよ!」
そんな一言を添えるだけで、購入の後押しになります。
ポイントは、“売り込む”ではなく“提案する”気持ちで声をかけること。
お客様の買い物が少し便利になったり、「助かった」と感じてもらえたら、それが結果につながります。
ポイントはあくまで「提案する」ことです!
💡現場の声かけ例:
- 「こちら、同じ値段で大容量なんですよ!」
- 「これ、まとめて買うと少しお得ですよ!」
- 「今日のおかずにもう1品、いかがですか?」
このように、「気づき+一言提案」で“あと1点”のサポートが自然にできます。
スタッフのちょっとした声かけが、お客様の満足度も売場の活気もアップさせます!
チーム全体で「あと1品」を意識しよう
買い上げ点数アップに苦戦している皆さんも、いろんな工夫が見えてきたのではないでしょうか。お客様1人ひとりの“あと1品”が積み重なれば、売場全体の数字も大きく変わります。
日々の陳列・補充・声かけの中で
「もう1品」を意識して動くこと。
それが、グロサリー売場をより強くする第一歩です。
買い上げ点数アップは、特別なことをしなくても始められます。
大事なのは、次の4つをチームで意識すること。
- 👀 お客様目線で考える
- 🔗 関連づける(セット提案・メニュー提案など)
- 💡 気づかせる(陳列・POP・エンド展開)
- 💬 提案する(声かけ・おすすめの一言)
この4つを日々の中で積み重ねていくことで、
売場全体が“あと1品”で強くなります。
チーム一丸で、買い上げ点数アップを実現していきましょう!




