
📰 週間グロサリーニュース11/16~11/22
今週も、売場に直接動きが出る重要ニュースがそろいました。
イチゴの高騰で“真っ白ケーキ”が登場、パン食増でマーガリンが伸びる、
メーカーが低価格帯を強化する中で、お客様の節約行動も加速。
そして自販機ビジネスの縮小や、逆に攻める企業も出てくるなど、
店外環境の変化が店内の売場づくりに影響を与える週でもあります。
一見バラバラに見えるニュースですが、共通点はひとつ。
「お客様の行動が揺れるタイミングに、売場がどう“安心”を提示できるか」
不安・迷いが生まれる週は、売場の工夫で“数字”が大きく変わります。
それでは、MCトラッパーが現場視点で深く解説する
今週のグロサリーニュースいってみよか!
① イチゴ高騰で“真っ白クリスマスケーキ”登場
【ニュース要点】
生イチゴが高騰し、都内では598円クラスの売価が報じられています。
その影響で、クリスマスケーキからイチゴを外した “真っ白ケーキ” が販売され話題に。
価格は抑えめで、5号2160円といったお手頃モデルも登場しています。
→ イチゴ需要の高いこの時期にお客様の選択が分かれ始めています。
《参考リンク》
https://l.smartnews.com/m-6CVxxxPG/ildWTe
【売場でのポイント】
イチゴが高騰すると、まず動くのが 代替フルーツ・加工系の売場 です。
- 冷凍ミックスベリー
- フルーツ缶
- 生クリーム&スポンジ
- チョコペンなどDIYケーキ素材
- 加工イチゴ(ジャム・ソース)
→ 「イチゴなしでも楽しめるクリスマス」 をテーマに組むと数字が上がります。
特に “白いケーキを主役にした売場” は差別化しやすい。
ケーキコーナーに“手作り素材”を合わせると、関連購買が伸びます。
【POP例】
「イチゴ高い今年は、“白いケーキ”が人気です!」
「代わりのフルーツで華やかに!手作り派も応援」
【トレーナーコメント】
高騰の時期は“ないもの”を追うのではなく、
“あるものでどう楽しむか”を提案するのがグロサリーの腕。
イチゴの価格が荒れている今週は、手作り系・代替系がチャンスや!
② パン食増加でマーガリンが堅調に伸びる
【ニュース要点】
家庭用マーガリンの生産量が前年比+2.5%に。
背景には、米の価格高騰でパン食が増えたこと、
バターの値上げによる相対的な“マーガリンの割安感”があります。
《参考リンク》
https://l.smartnews.com/m-6CSyrrVe/bgx2SO
【売場でのポイント】
マーガリンの売れ方が変わると、パン売場も連動します。
- パン × マーガリン
- トースト × ジャム
- 朝食提案コーナー
- 冷凍パンとのクロス
→ 「朝食需要」をテーマに棚を組むと、あと1品が自然に起きる カテゴリーです。
また、
バター高騰 → 「たまにはマーガリンで」
という流れが出やすい週なので、価格比較のPOPも刺さります。
【POP例】
「今週はパン食が増えてます!朝食セットはこちら」
「バター値上がりの中、マーガリンが選ばれています」
【トレーナーコメント】
パンと加工油脂の組み合わせは、
“売場で作れる朝の流れ” をどう作るかが勝負。
トースト1枚分の価値提案をどれだけ演出できるかで数字が変わるで!
③ 大手食品メーカーが“低価格帯強化”へ舵切り
【ニュース要点】
ニチレイ、日清食品など大手メーカーが
コスト高騰 × お客様の節約志向 に合わせて、
低価格帯・大容量系 のライン強化に動いています。
「今は数で稼ぐ戦略」へ移行している企業が増加。
《参考リンク》
https://l.smartnews.com/m-6BkM2olW/sqkBkL
【売場でのポイント】
低価格帯商品は“買いやすさ”が最大の武器。
ここで重要になるのが 棚のまとめ方。
- 98円〜198円帯はゾーンで囲う
- 大容量商品の陳列量を増やす
- PB(プライベートブランド)との比較訴求
- “まとめ買いPOP”で買上点数UP
→ 数字を伸ばすなら “低価格帯の棚を1回見直す週” です。
【トレーナーコメント】
メーカーの戦略が“価格帯で揺れている”週は、
売場も同じ波に合わせるべき。
低価格帯のフェイスを増やすと、数字の底上げが一気に起きる週や!
④ 自販機ビジネスの縮小と未来:コカ・コーラ vs サントリー
【ニュース要点】
コカ・コーラは 自販機事業の大幅縮小(約881億円規模) を決断。
一方サントリーは、AI解析・購買データ活用型の新自販機で“攻め”の姿勢。
自販機の置き場所ではなく
「自販機で集まるデータ」 が価値になる新時代の話題に。
《参考リンク》
https://l.smartnews.com/m-6At4araE/rZOASS
【売場でのポイント】
自販機の動向は飲料棚に影響が出ます。
- コカ・コーラ系 → 棚割り変更の可能性
- サントリー → 新しい販促・企画が来る可能性
- 自販機撤退 → 店内飲料の需要が“戻る”
→ 飲料棚の“見直しチャンス”の週 です。
特に冬場はホット飲料が強いので、
“自販機→店内”の流れを取り込む動線が効果的。
【トレーナーコメント】
外の変化は店内に必ず影響する。
自販機縮小のニュースは、飲料担当からしたら 追い風にもなる。
棚をいじるなら今がタイミングや!
⑤ ベルクがレジ姿勢改革を実施し称賛の声
【ニュース要点】
ベルクがレジに椅子を導入し、
従業員の身体負担を大幅に軽減。
アンケートでは70%以上が「楽になった」と回答。
SNSでも「従業員に優しい会社」と高評価。
《参考リンク》
https://l.smartnews.com/m-6Bsdw57a/9dE0ZM
【売場でのポイント】
レジだけでなく、売場でも 働きやすさ=売上 に直結します。
- 低い什器は腰への負担が大きい
- 補充しやすい棚の高さに調整
- ワゴン荷重を軽く分散
- 作業導線を短縮
このタイミングで一度、
“売場作業がしんどいポイント”チェックをやると改善につながる週です。
【トレーナーコメント】
従業員がラクに働ける売場は、
自然と“棚が整い、売れる空気”ができる。
ベルクの動きは、売場づくりのヒントそのものや!
🧺【今週の総まとめ】
- イチゴ高騰の週は「代替フルーツ × 手作りクリスマス」で攻める
- パン食増の週は 朝食セット・マーガリン強化で“あと1品”を作る
- 低価格帯強化の週は 価格ゾーンごとの棚設計が鍵になる
- 自販機ニュースの週は 飲料棚の見直しで数字を取りに行ける
- 従業員改革ニュースの週は 売場の作業導線を改善するチャンス
🎯 今週のキーワード
「外が揺れる週こそ、売場が“安心の選択肢”を作る週です。」