
🛒 週間グロサリーニュース10/19~10/25 冷凍食品の進化・惣菜の安全・買い物行動の科学・防災対応コンビニをチェック!
最近、スーパーやコンビニの売場には“変化の波”が次々と押し寄せています。
冷凍食品のクオリティは専門店レベルに進化し、惣菜コーナーでは「安全・無添加」志向が高まり、一方で消費者の行動は、値上げや節約意識を背景にますます多様に。
そして、地震や災害への備えとして、小売が“地域のライフライン”になる動きも加速しています。
そんな“今の現場”を切り取るニュースを、グロサリー目線でピックアップ。
「売場づくり」「お客様理解」「地域貢献」――
この3つの視点で、今週も一緒に学んでいきましょう!
- 過熱する冷凍食品業界
- スーパー・コンビニ惣菜に潜む添加物リスク
- 無駄な買い物を防ぐ「スーパーの順路」理論
- ローソンが災害支援コンビニを全国展開へ
【NEWS①】過熱する冷凍食品業界
📍鹿児島・いちき串木野市のメーカーに潜入!
全国で冷凍食品の需要が急拡大しています。背景にあるのは「共働き世帯の増加」と「時短志向」です。
特に油で揚げるタイプの冷凍食品や惣菜は、家庭での“手間の削減”と“外食品質”を両立できるとして人気が高まっています。
鹿児島・いちき串木野市にある食品メーカーでは、冷凍コロッケや唐揚げなどのラインがフル稼働しています。
作りたてを瞬時に冷凍し、衣の厚みや油温をミリ単位で制御するなど、最新の“冷凍技術競争”が進化しています。
また、「冷凍野菜」も注目を集めています。野菜の高騰や異常気象の影響を受けにくく、品質が安定している冷凍カット野菜の売上は前年比2桁増。
保存が効き、食品ロス削減にも貢献できる点が支持されています。
🟩 トレーナーコメント:
冷凍食品は“手抜き”ではなく、“品質を維持した選択”へと価値が変化しています。
売場では「時短 × 安定 × 節約」をキーワードに、「冷凍でここまでできる」提案をしてみましょう。
ポイントは、冷凍食材を“主菜”に昇格させる陳列です。おかずゾーンの近くに関連展開して、献立をイメージさせると効果的です。
「“手抜き”ではなく、“品質を維持した選択”」は売場のPOP表現にも使えそうだな
🔗 出典・参考:
過熱する冷凍食品業界 鹿児島・いちき串木野市のメーカーに潜入 油で揚げる食品の需要増 「冷凍野菜」も人気
【NEWS②】スーパー・コンビニ惣菜に潜む添加物リスク
📍「店内調理=安全」とは限らない現実
惣菜や弁当を“手作りっぽいから安心”と感じる人は多いですが、実際には原料の段階で加工済み食材を使用しているケースも多く、「添加物ゼロ」とは限りません。
代表的な添加物には「pH調整剤」「酸化防止剤」「増粘剤」「調味料(アミノ酸等)」などがあります。
見た目や味、保存性を保つために使われていますが、摂取しすぎると体調に影響を与える可能性もあります。
中でもチェックしておきたいのが“スラッシュルール”です。ラベルの「/」以降に書かれた成分はすべて添加物を示しています。
知らなかった!!
消費者としては、惣菜を選ぶときに「どんな目的で使われているのか」を理解し、“避けるより知る”意識を持つことが大切です。
🟩 トレーナーコメント:
惣菜コーナーでは「無添加=安心」と決めつけるのは危険です。
「なぜ入れるのか」「どう安全を守るのか」を理解して伝えることが、プロの対応につながります。
スタッフ同士で「ラベルの見方」を共有し、知識をお客様への信頼につなげていきましょう。
🔗 出典・参考:
スーパーやコンビニの“総菜”に含まれる添加物のリスク 「店内で調理されたものは比較的安心」とは限らない理由
【NEWS③】無駄な買い物を防ぐ「スーパーの順路」理論
📍行動経済学が明かす“買わされる動線”の仕組み
「買う予定がなかったのに、ついカゴに入れてしまった」――この現象、実は売場設計の影響を受けています。
行動経済学の専門家によると、入口から惣菜・日配コーナー・菓子コーナーへと続く“定番の順路”は、購買意欲を高めるよう設計されているそうです。
BGMや照明、カゴの位置も「心理的誘導」の一部です。空腹時に惣菜が目に入ると、脳が“報酬反応”を起こし、無意識に手が伸びます。
節約したい方には、「冷凍食品→主食→惣菜」という逆ルートの買い物が有効です。
🟩 トレーナーコメント:
売場担当としては、“買ってもらう動線”だけでなく、“気持ちよく買ってもらう動線”も大切です。
Z型・F型視線理論を組み合わせて、お客様がどこで立ち止まるかを意識しましょう。
「順路 × 視線 × 滞留時間」を理解できると、売場設計が一段と磨かれます。
本質を間違えると、お客様に支持してもらえないからね
🔗 出典・参考:
無駄な買い物を防ぐ「スーパーの順路」が画期的!《節約&行動経済学のプロたちが提案》
【NEWS④】ローソンが災害支援コンビニを全国展開へ
📍南海トラフ地震に備え、“まちのライフライン”を目指す
ローソンは、2030年度までに全国100店舗規模の「災害支援コンビニ」を設置する計画を発表しました。
太陽光発電・蓄電池・EV給電装置を備え、停電時も営業を続けられる体制を整えます。
店内にはスマホ充電器や簡易トイレ、非常食ストックなど、地域支援のための設備も導入されます。
南海トラフ地震などのリスクが高まる中で、コンビニが“防災インフラ”としての役割を果たす取り組みです。
平時は通常営業を続けながら、災害時には避難者支援や物資供給の拠点として機能します。
🟩 トレーナーコメント:
スーパーでも「災害時に何ができるか」を考える時代になっています。
売場で「防災フェア」や「ローリングストック特集」を企画するのも効果的です。
“災害時に困らないグロサリー”を提案できる担当者が、これからの信頼を築いていきます。
地震大国において、各々がなにをすべきか、何ができるかを考え実施するのが大切です
🔗 出典・参考:
ローソンが南海トラフ地震に備え〝災害支援コンビニ〟を設置、2030年度までに全国100店舗に拡大
🧩 まとめ
今週の4ニュースに共通しているのは、「暮らしの安心と効率をどう守るか」です。
冷凍・惣菜・買い物・防災――どれも日常に直結するテーマです。
売場をつくる私たちも、買い物をするお客様も、変化の波を“前向きに楽しむ力”を持っていきたいですね。



