売上に悩む人必見 商品の見せ方

🏪 見せ方の科学①:バーチカル理論で“売れる棚”を作る

― ホリゾンタル陳列との違いで変わる、視線と購買心理 ―

「商品を並べる」って、ただの作業じゃない。
実は“見せ方の科学”でできているんです。

お客様は、売場に入ってからわずか3秒以内に「見る棚」を決めると言われています。
その“最初の3秒”にどう目を引くかで、売上は大きく変わる。

3秒なんて!! 人間の判断は一瞬だね

そのカギを握るのが――
バーチカル陳列(縦)とホリゾンタル陳列(横)

先に結論を言うと2点の違いは
✅ バーチカル=直感で選ばせる
✅ ホリゾンタル=納得して買わせる                        になります。

この2つの「見せ方」を理解すると、
売場の印象も、購買行動もガラッと変わります。





👀 バーチカル陳列とは?(Vertical Merchandising)

棚を縦方向に使って
同じブランドやカテゴリーを「上から下まで」統一して並べる方法です。

お客様の視線は自然に【上→下】へ動く。
だから縦ラインに整えることで、シリーズ全体が一目で見える棚になります。

🧃 たとえばお茶コーナー
左列:緑茶
中列:麦茶
右列:ウーロン茶

縦ラインごとに世界観を作ることで、
「あ、このブランド好き」と“選びやすい棚”になる。

💡 こんな心理が働いている

人間の脳は「同じ方向に整った並び」を見ると安心を感じます。
縦に揃うことで視線が安定し、
「選ぶストレス」が減る=購買意欲が上がる。

たしかに並び方に統一感があるとスカッとする感覚があるなぁ

💡 効果まとめ

  • ブランドの統一感と信頼感が出る
  • 売れ筋・新商品を上段に置きやすい(目立ちやすい位置)
  • 見た目が整って「きれいに見える棚」を作れる
  • お客様が自然に“シリーズ買い”をしやすくなる

🧭 ホリゾンタル陳列とは?(Horizontal Merchandising)

一方、横方向に展開する並べ方
「価格」「サイズ」「機能」などを比較しやすく見せるのが目的です。

🍛 たとえばカレー棚
左側:プレミアムカレー
中央:定番シリーズ
右側:特売・徳用パック

横の流れで“どれが一番お得か”を自然に比較できる。

💡 どんな心理が働くのか

人の視線は「左から右へ」流れるため、
横に配置することで「比較脳」が刺激されます。
値段・容量・デザインを見比べて、“納得して買う”行動につながる。

💡 効果まとめ

  • 価格・機能・サイズの比較がしやすい
  • 「どれが一番自分に合うか」を考える時間を与える
  • セール・キャンペーンなど「お得訴求」に強い
  • お客様に“選んで買う満足感”を与えられる

たしかに何かを比べる時って横並びにするよね


⚖️ 比較してわかる、違いと使い分け

項目バーチカル陳列ホリゾンタル陳列
見せ方縦ラインで統一感横ラインで比較重視
視線の流れ上から下へ左から右へ
主な心理安心・信頼納得・比較
効果ブランド訴求・整然感価格訴求・選択支援
向く商品飲料・菓子・調味料カレー・レトルト・ソース
目的“選びやすくする”“納得させる”

🧩 実践:現場では「混ぜ技」が最強!

実際の売場では、どちらか一方ではなく
両方を組み合わせるのがベストです。

たとえばこんな使い分け
・主通路の棚:バーチカルで「整然×統一感」
・エンド棚:ホリゾンタルで「比較×訴求力」

バーチカルで“ブランドの顔”を見せ、
ホリゾンタルで“価格の魅力”を伝える。

この「整然×訴求」のバランスが取れたとき、
お客様の視線は自然と流れ、購買率が上がる。

💡 ワンランク上の応用テク

  • アイキャッチPOPは縦ラインの上部に配置:目を引くスタート位置を作る       ※アイキャッチPOPとは、売場でお客様の視線を止めるための小さな仕掛け
  •  💬 例文POP                                         「今、売れてるのはこのライン!」                              「シリーズで揃える人、急増中」                                   「味・香り・品質、どれもワンランク上。」
  • 比較POPは横ライン中央に配置:比較の焦点をつくる                                    ※比較してもらい、買ってほしい商品は中央に「置き迷ったらコレ!売上No.1」
  •  「スタッフ人気No.1はこちら!」のようなPOPをつけると効果的
  • 動線を考慮して組み合わせる:右利き動線の流れ(入口→右回り)を意識

🎯 まとめ:「見せ方」はセンスじゃなくロジック

売場の見せ方は“感覚”ではなく“心理設計”。
お客様の視線と脳の動きを考えれば、
商品は「置くだけ」から「伝える」へ変わる。

💬 結論
バーチカル=直感で選ばせる
✅ ホリゾンタル=納得して買わせる

この2つを使い分けられたとき、
売場は“きれい”から“売れる”へ進化する。


🔗 参考リンク一覧

  • 「ShelfWobblers」の記事:『Horizontal & Vertical Merchandising explained』/“バーチカル陳列”“ホリゾンタル陳列”の違いやメリット・デメリットを解説。 Shelf Wobblers
  • 「Mills Shelving」のブログ:『Horizontal vs Vertical Merchandising with Gondola Shelving — All You Need To Know』/ゴンドラ什器(棚)を使った横陳列・縦陳列の“どちらがどう有利?”を説明。 ミルズシェルビング
  • 「PlanoHero」のガイド記事:『Merchandise Display in Stores. [Retailer’s Guide 2024]』/棚陳列の基本に加え、縦表示・横表示どちらにも触れてる。 PlanoHero.com+1
  • 「Adcock Solutions」のブログ:『Vertical or Horizontal Brand Blocking – Which is right for you?』/「縦ブロック“だけ”、横ブロック“だけ”、どっちが向いてるか」を実務的に分析。

💬 次回予告:見せ方の科学②

次回は「認知負荷理論(見やすさの科学)」。
棚の“乱れ”が売上を下げる理由を、心理学の視点から解説!
「見やすい=売れる」の法則を掘り下げます🧠