🛒値上がりの中で買い時の野菜/スーパーの売上高/食品消費税と外食業界/レトルトカレーのアプローチ

週間グロサリーニュース― 値下げ・節約・税制・レトルト。食卓の“選ばれ方”が変わる週 ―
「安くなった」だけでは、もう売れない
今週のニュースは、値上げではなく値下がりから始まりました。
一方で、節約志向、消費税をめぐる外食と中食の関係、そしてレトルト市場の伸び鈍化など、
食卓を取り巻く環境は、より複雑になっています。
売場は、価格を伝える場所から、
「どう食べるか」「どこで食べるか」を提案する場所へと役割を広げつつあります。
それでは、今週の週間グロサリーニュースを整理していきます。
① 野菜8品目が値下がり
キャベツ・大根が安い週は「献立提案」が勝負
農水省の価格動向調査によると、
野菜8品目が前週より値下がりし、キャベツや大根などが大幅安となりました。
寒い日には、ロールキャベツやおでんといった**“温まる献立”**への関心も高まっています。
👉 参考リンク
【最新価格】野菜全8品目が前週より値下がり
https://l.smartnews.com/m-716T2q6A/8JLtbK
売場対応のポイント
- 野菜単品訴求ではなく、メニュー訴求型売場に切り替える
- キャベツ×ひき肉×トマト缶、大根×だし×練り物など、関連陳列を強化する
安い週ほど、
「何を作るか」まで提案できる売場が強くなります。
② スーパー売上高、6年連続プラス
伸びているのに“楽ではない”現場
2025年のスーパー売上高は前年比2.2%増の12兆8675億円となり、
6年連続でプラスを維持しました。
一方で、節約志向と食料品の値上げが同時に進み、
売上が伸びても、利益が伸びにくい構造が続いています。
👉 参考リンク
スーパー売上高6年連続のプラス
https://l.smartnews.com/m-716R0Jqw/3Cn5HG
売場対応のポイント
- 値引き頼みではなく、買い上げ点数を増やす設計へ
- エンド・平台で「あと1品」提案を徹底する
売上よりも、
“カゴの中身の質”が問われる時代に入っています。
③ 食品消費税をめぐる外食業界の懸念
弁当と外食の“価格差”が広がる可能性
食品消費税の扱いをめぐり、
外食業界では、弁当や中食との価格差拡大を懸念する声が出ています。
この動きは、「店で食べる」から「持ち帰って食べる」へのシフトを、
さらに加速させる可能性があります。
👉 参考リンク
食品消費税除外で外食業界が懸念
https://l.smartnews.com/m-728zsiwo/KD1q4b
売場対応のポイント
- 弁当・総菜・冷凍食品の**“外食代替ゾーン”**を意識する
- 価格だけでなく「満足感」「手軽さ」をPOPで可視化する
売場は、
キッチンの代わりになる場所としての役割を強めています。
④ レトルトカレー・缶カテゴリーが伸び悩み
値上げ後の“選別”が始まった
2025年度上期、レトルトカレーや缶詰カテゴリーの伸びが鈍化しました。
価格改定後、消費者が
「何でも買う」から「選んで買う」段階に入ったことが背景にあります。
👉 参考リンク
カレーレトルト・缶カテゴリー、伸び鈍化
https://l.smartnews.com/m-7266192U/0Y8i4S
売場対応のポイント
- 定番・高付加価値・PBをゾーン分けして見せる
- 「常備用」「ご褒美用」「非常用」と用途別陳列を行う
レトルト売場は、
価格棚から“目的棚”へ変わるタイミングです。
まとめ|今週のキーワードは「献立」と「代替」
今週のニュースに共通するのは、
価格そのものより、“選び方”が変わっているという点です。
- 野菜は献立で選ばれる
- 売上は“点数”で決まる
- 外食は“代替”される
- レトルトは“目的”で買われる
だからこそ、
これからの売場は、
商品を並べる場所ではなく、食卓を設計する場所になっていきます。
今日の1つの関連陳列が、
明日のリピートを生みます。