グロサリー入門

【新人でもプロのスタッフ】新人でもできるグロサリーのプロの技!

慣れないうちは「期限、陳列、値札整理、周辺整理」

「言われるがまま仕事してるけど、仕事できないやつって思われてないかな・・・」「怒られるの嫌だし最低限何しておけばいいか知りたい!」グロサリースタッフになられてこんなこと思ったこと少しでもありませんか!?僕はいつも思っていました、恐いと・・・。

グロサリー売場で10年間働き、現在トレーナーとして働くことができていますが、当初感じていた体験とトレーナーとしてたくさんの若手と関わってきた経験、その若手を店舗で見守る店長とたくさん話してきました。

この記事では、初めから、途中からでも実践すれば信頼してもらえる、プロになれるポイントを授けます!!やることは新人、ベテラン誰でも簡単にできることです。これであなたも一目置かれる人に慣れること間違いありません。グロサリーに限らず、仕事に慣れるまでにはいろんな先人たちの教えを実行しても時間はかかってしまうものです。そんな中でも、これだけはベテランだろうが新人だろうが守らなければいけないことがあります。

  • 「先入れ先出し」こそがグロサリー担当者の真のプロ意識
  • 陳列の原則!陳列こそがプロの表現の場
  • 商品だけではない!値札カードの整理でプロの仕事へ
  • 周りの商品をついで整理!プロは周りも綺麗にする

「先入れ先出し」こそがグロサリー担当者の真のプロ意識

なぜ“先入れ先出し”が話題になるのか?

グロサリー売場では、毎日大量の商品が入荷・補充されます。
でも「ただ並べればOK」ではありません。
陳列の基本である「先入れ先出し」を怠ると、売場の信用・売上・ロスすべてに影響します。
だからこそ、担当者一人ひとりが新人、ベテラン関係なく意識すべき最重要ポイントです。

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ほうほう。そもそも先入れ先出しとは??

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よくぞ聞いてくれました!!

先入れ先出しとは?

「先に入ってきた商品を先に売る」=First In, First Out。                つまり、古い在庫を前・新しい在庫を後ろに置くことです。                    このシンプルなルールを徹底することで以下につながります。

  • 賞味期限切れ・劣化商品の防止
  • 在庫の鮮度管理(新鮮さの維持)
  • 廃棄ロスの削減(商品を捨てない)

守らないとどうなる?

たとえば牛乳やパンなど、回転の早い商品で後入れ先出しをすると…

  1. 古い商品が棚の奥に残る
  2. 賞味期限切れで廃棄ロス発生
  3. お客様が「この店、古い商品置いてるな…」と不信感
    結果、ブランドイメージの低下&利益の減少につながる。
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だから先入れ先出ししないといけないんだね!

お客様目線で見た“先入れ先出し”の意味

お客様は、「この店の商品はいつも新鮮」という安心感でリピートしてくれる。
その信頼を作っているのは、実は現場の担当者の小さな手間。
“先入れ先出し”は、お客様への約束にもなります。

地味やけど、最強の信頼づくり

先入れ先出しは「単なる作業」ではありません。
店舗の品質・信用を支える“基本動作”であり、現場力を示す指標でもあります。    「一手間で、ロスを減らし、信頼を増やす。」
これが、グロサリー担当者の真のプロ意識であり誰にでもいつからでも実施可能です。

陳列の原則!陳列こそがプロの表現の場

陳列は“無言の接客”

お客様が売場で最初に出会うのは、スタッフではなく商品そのものです。
つまり、陳列=無言の接客。
商品がきれいに並び、正面を向いている売場は、それだけで「この店は信頼できる」と感じてもらえるでしょう。
逆に、バラバラに置かれた商品は、それだけで“雑な印象”を与えてしまいます。

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たしかにはじめに出会うのは商品か

陳列の基本原則 ― 「見やすく・取りやすく・選びやすく」

陳列の目的は「お客様が迷わず、気持ちよく商品を選べるようにすること」です。
そのための三原則がこちら↓

  1. 見やすく:ラベル・パッケージの“顔”を正面に向ける
  2. 取りやすく:手前に余裕を持たせ、スムーズに手に取れるようにする
  3. 選びやすく:同じ商品をまとめて、比較しやすく配置する

この3つを意識するだけで、売場の印象と売上は確実に変わります。

「商品の顔」をお客様に見せる意味

先ほどの3つに共通する技、商品の顔を見せることを意識しましょう。          商品の「顔」とは、パッケージの正面です。
そこには、ブランドロゴ・商品名・美味しそうな写真・キャッチコピーなど、
お客様に「買いたい」と思わせる情報がすべて詰まっています。

でも、これが横を向いたり、逆さになっていたらどうでしょう?
せっかくのアピールポイントが伝わらず、“売るチャンス”を逃してしまいます。

つまり、「商品の顔をそろえる」ことは、お客様が“商品を選びやすくなる”だけでなく
商品の魅力を最大限に伝える行為になります。

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企業の努力を並べ方一つで失うわけにもいかない!

陳列で信頼が生まれる

きれいに顔をそろえた棚は、見た瞬間に「整ってる」「丁寧」「清潔」と感じます。
これは心理的に「このお店の商品は安心できる」という印象を与えるでしょう。
つまり、陳列の整え方がそのまま店の信用につながります。

「商品をきれいに見せる」=「お客様に自分の仕事を見てもらう」 

陳列は、裏方のようで実はプロとしての表現の場なんです!

実践のコツ

  • 棚前を歩きながら、“お客様の目線”でチェックする
  • 商品の「顔がズレていないか」「高さが揃っているか」を確認
  • 空きスペースはすぐ補充。隙間が“売場の乱れ”に見える
  • POPや価格カードの位置も、商品の顔を邪魔しないよう意識

👀小ワザ:
閉店前や交代時に「顔そろえタイム」を3分作るだけでも、
売場の印象はガラッと変わります。

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必要なのは意識し続けること、実施し続けることです!

整った棚は“信頼と売上”を生む

「顔をそろえる」「きれいに見せる」という小さな積み重ねが、
お客様の“また来たい”を生む。

グロサリー担当者の仕事は、単なる補充作業ではなく、
売場をデザインするクリエイティブな仕事
その第一歩が「商品の顔を見せる」ことです。

商品だけではない!値札カードの整理でプロの仕事へ

グロサリーの“第一印象”は値札で決まる

売場に商品がきちんと並んでいても、値札がズレていたり、古い値段が残っていたりすると、
お客様は「どっちの値段が正しいの?」と不安になります。
つまり、値札整理=売場の信頼を守る仕事なんです。

なぜ商品出しと同時に値札整理が大事なのか

① タイミングが重なるから効率的

商品を出すタイミングで値札を確認すれば、
「この商品、値上げになってる」「この値札、古いままだ」と気づきやすい。
わざわざ別の時間にチェックし直すより、一度で二度の効果があるんです。

② お客様の混乱を防ぐ

特売や価格改定のあと、値札と実際のレジ価格が違ってしまうとクレームにつながります。
日々の品出し時に値札も整えることで、“価格のズレ”を未然に防止できます。

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この記事書いてるとき、レジ終わりにお客様がレシートをじっくり見るような売場作りをするなって上司に言われてたこと思い出したなぁ!

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どういうこと??

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価格の違いが定期的に起きている店は、お客様がそのお店に価格の信頼がなくなりレジ終わりじっくりレシートを見るようになるらしいんだ!

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たしかに!でも価格の違う店なんていかなくなっちゃうけどね(笑)

③ 売場の美しさをキープできる

曲がった値札、汚れたポップ、剥がれかけたラベル…。
こうした小さな乱れが積み重なると、売場全体が「雑」に見えてしまいます。
新しい商品を出すついでに値札の顔も整えることで、清潔感のある売場をたもてます。

実践のコツ

  • 商品を補充する前に値札の位置と価格を確認する
  • 新しい商品やリニューアル品には、バーコードや品番の違いもチェック
  • 値札が古く汚れていたら、すぐに差し替える
  • 特売終了後は必ず通常値に戻す

値札整理は「信頼づくり」

商品をきれいに並べるのは基本ですが、値札が整ってこそ“完成した売場”です。
お客様にとって値札は「お店の約束」。
その約束を守るためにも、品出しと同時に値札チェックを習慣化することがプロの仕事です。

周りの商品をついで整理!プロは周りも綺麗にする

商品を出すだけでは、いい売場は作れない

グロサリーの品出しは、単に棚を埋める作業ではありません。
お客様の目に映るのは「棚全体の印象」
たとえ自分が担当する商品がきれいでも、隣の商品が乱れていたら、
売場全体の印象は“雑”に見えてしまいます。

だからこそ大切なのが、「周りも一緒に整える意識」です。

なぜ“ついで整理”が大事なのか

① 売場の一体感が生まれる

商品棚は、一つの商品ではなく「カテゴリー単位」でお客様に見られます。
例えばパスタを補充するとき、隣のソースが乱れていたら?
一緒に整えるだけで、“おいしそう”“選びやすい”と感じてもらえる棚になります。

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たしかに買う商品が決まってなかったら全体の雰囲気をみるな

② 品出し効率が上がる

周りを見ながら整理すると、次の補充時に「あれ、前も崩れてたな」という
小さな乱れのクセにも気づけます。
結果的に、後々の手直しの手間が減り、仕事の効率も上がります

③ お客様への信頼につながる

お客様は無意識に「整っている=新鮮・信頼できる」と感じます。
特にグロサリーは毎日のように目にする売場。
常に整っている棚は、店全体の印象を底上げする力があります。

実践ポイント

  • 品出し前後に、隣の商品も軽く整えるクセをつける
  • 空きスペース・ズレたフェイスを見つけたらすぐ直す
  • 棚の前列を整えるときは、“お客様の目線”で確認する
  • 陳列が古くなっている商品があれば、先入れ先出しも同時にチェック

プロは“自分の周り”まできれいにする

「自分の担当分だけやればいい」と思う人もいるかもしれません。
でも本当の売場づくりは、“担当の外も見る”姿勢から始まります。

周りも一緒に整えることで、

  • 売場全体の統一感
  • 作業効率
  • お客様の信頼

この3つを同時に高めることができます。

今日の品出し、ぜひ「+周りもチェック」で終わらせてみましょう。
その小さなひと手間が、売場の大きな違いを生みます。

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すべてやっていると時間が足りないので、あくまで周り(手が届く範囲)でOK!

すぐに実践4つのプロ意識

今回ご紹介したものは、いずれも新人さんからベテランさんまですぐ実施できる内容ばかりです。ただ、難しい。本当に意識し続けることは難しいんです。だからこそやり続けられる人が「プロ」だと認められ、信頼がついてきます。

皆さんがプロとして信頼される日は、遠い未来ではありません!