売上に悩む人必見 商品の陳列技術

「陳列技術①」売場の印象を変える整理術【グロサリー担当必見】

売場の“顔”を整えるのは、最小の手間で最大の効果

🏁 顔を整える「フェイスコントロール」

売場に立つと、まず目に入るのが「棚の表情」です。
フェイスが乱れているだけで、どれだけ良い商品でも魅力が半減してしまいます。
反対に、きれいに整った棚は、それだけで“売れている印象”を与えるのです。

この“フェイスコントロール”は、グロサリー担当者にとっての基本中の基本。
でも実際は「見た目を整える」だけでなく、在庫・回転・発注とも深くつながる大切な技術です。
今回は、そんなフェイスコントロールの本当の意味と、現場でのコツを整理していきましょう。


👁️ フェイスコントロールとは?

フェイスコントロールとは、棚の前面(フェイス)を整えて商品の印象を保つ作業のことです。
単に「前出し」ではなく、

  • お客様が手に取った後の形を素早く戻す
  • 商品間の間隔を一定に保つ
  • 空きが出たときに「違和感」を見せない

といった“売場の表情管理”がポイントです。

🪞たとえるなら、「商品を化粧直しする」ようなもの。
お客様がいつ見ても“整っている売場”こそが、安心感と購買意欲を生むのです。

「前に出さなければいけない」よりも「商品の化粧直し」と言われたほうがやらないとって感じる人は多いですよ!

📦 ① 見た目を保つだけで売上が変わる

棚の見た目が整っている売場ほど、お客様は長く滞在しやすくなります。
これは「美しい=信頼できる」という心理が働くため。
商品を並べ替えただけで売上が上がるケースも珍しくありません。

棚の商品が乱れていると、なんか物騒に感じてしまうんだよなぁ

特にグロサリーでは、パッケージが同じ形の商品が多いので、
フェイスのズレ=乱れが非常に目立ちやすい。
毎日少しの時間を使ってでも「ラインを通す」意識を持つことが大切です。

🧩日本の研究でも、フェイス数が増えることでブランド選択率や売上が上がる傾向が報告されています。
習慣型購買商品におけるブランド選択と陳列効果(日本マーケティング学会誌)

🔄 ② フェイスコントロールは“在庫管理”でもある

フェイスを通すと、どの商品が欠品しそうかがすぐに見えるようになります。
前出しのついでに奥行き(フェイス数)を確認することで、
発注の精度も上がり、ロスも減らせます。

つまり、フェイスコントロールは
「見た目」だけでなく「数字(在庫)」を動かす作業でもあるのです。

🧮 目の前の棚は、一番わかりやすい在庫表です。

📚 関連研究:小売陳列スペースの効果的マネジメント(日本マーケティング学会誌)

🧩 ③ よくある落とし穴:「前出しだけ」で終わらせない

フェイスコントロールは「前に出すだけ」で終わりがち。
でも本当に大事なのは、

“「見た目のバランスを保つこと」と「商品構成を考えること」”。

前出ししながら、どの商品を広げ、どれを縮めるかを考えることで、
売場のメッセージが変わります。

💡たとえば:

  • 売れ筋商品はフェイスを1つ増やして主張を強める
  • 動きが鈍い商品は1列減らしてメリハリをつける

これが、「ただ並べる」から「売るために並べる」への第一歩です。

これは非常に大事な感覚ですね!

🪜 ④ チームで“フェイス基準”を共有しよう

個人の感覚に頼ると、同じ棚でも担当者によってバラつきが出ます。
だからこそ、チームで“基準”を決めることが重要です。

たとえば👇

  • フェイス数は3列を基本とする
  • ラベルが見える角度は90度
  • 棚替え後は必ず前出しチェック

こうした「フェイスルール」を共有すると、棚の安定感がぐっと増します。
それが結果として“お客様から見える信頼感”に変わるのです。

✅ まとめ

フェイスコントロールとは、

“見た目を整える作業”ではなく、“売場の信頼をつくる仕事”。

たとえ1フェイスを直すだけでも、その積み重ねが売上につながります。
毎日のルーチンに埋もれがちな作業こそ、
最もお客様の印象を左右する大事な仕事なのです。

🗣️ グロサリートレーナーコメント

「フェイスコントロールは“売場の表情筋トレ”みたいなもんやで。」
毎日ちょっとずつ鍛えていけば、棚は確実に強くなる。
“整っている棚”ほど、黙ってても売れる。
今日も売場に立つ前に、まずは棚の顔をチェックや!🛒🔥

🔗 参考リンクまとめ

💡 次回予告

次回は「陳列技術②:山積み陳列の心理と注意点」。
“多い=安い”が生む効果と、やりすぎ陳列の落とし穴を深掘りします!