週間グロサリーニュース1/12~1/18― 値上げ・AI・環境・ブランド。「売り方」が問われる週 ―

価格だけで売れる時代は、もう終わりつつあります

2026年に向けて、食品値上げの波は止まる気配を見せていません。
一方で、AIの導入、環境配慮型パッケージ、そしてブランド表現の変化など、
**「どう売るか」「どう伝えるか」**が、これまで以上に重要なテーマとして浮かび上がっています。

今週のニュースは、原価や物流の話だけではありません。
売場そのものが、“価格の場所”から“意味を伝える場所”へ変わりつつあることを示しています。

それでは、今週の週間グロサリーニュースを整理していきます。

① 2026年も値上げラッシュ

4月までに3593品目、消費者の悲鳴と主食の行方

マヨネーズ、お茶、冷凍食品など、生活に直結する商品が次々と値上げ対象となり、
2026年4月までに3593品目が価格改定される見通しです。
タマゴ・コメ・鶏肉といった主食系も高止まりが続き、
「食べないわけにはいかない」という消費者心理が、売場にも強く表れています。

👉 参考リンク
【2026年も値上げラッシュ】マヨネーズ、お茶、冷凍食品も…3593品目値上げ
https://l.smartnews.com/m-6WQrtd1m/uSEY0N

売場対応のポイント

  • 価格訴求だけでなく「使い切り」「代替提案」を前面に出す
  • タマゴ・コメ・鶏肉は用途別売場で“高くても納得できる構成”を意識する

値上げは数字の問題ではなく、
「選ばれる理由をどう作るか」の問題になっています。

② ファミマがAIで売場を“採点”

売場スコアリング時代の到来

ファミリーマートが、AIによる「売場スコアリング」の実証実験を首都圏で開始しました。
陳列状態、欠品、フェイス管理などを数値化し、
店舗運営の改善につなげる取り組みです。

👉 参考リンク
ファミリーマートが「AI売場スコアリング」で店舗運営を支援
https://l.smartnews.com/m-6YADiUOk/CBmEL1

売場対応のポイント

  • 売場づくりが「感覚」から「評価される作業」へ変わる
  • フェイス管理・欠品防止は、作業ではなく“スコアに影響する要素”になる

これからの売場は、
作ったかどうかではなく、“維持できているか”が問われる時代に入っています。

③ キユーピー、紙パックでドレッシング革命

プラ75%削減が売場にもたらす変化

キユーピーが、ドレッシングに紙パック容器を初採用し、
プラスチック使用量を約75%削減する取り組みを始めました。

👉 参考リンク
キユーピー、ドレッシングに紙パック初採用
https://l.smartnews.com/m-6Z4MMD6g/gziCrP

売場対応のポイント

  • エコ訴求は“棚の一部”ではなく“売場全体の文脈”で見せる
  • 調味料コーナーに環境配慮ゾーンを作ると差別化につながる

価格だけでなく、
「どう選んだか」が価値になる時代が近づいています。

④ 味の素ギョーザ、表現を変えた理由

「日本一」から「28年連続No.1」へ

味の素冷凍ギョーザが、
「売上日本一!」という表現から、
「28年連続売上No.1」へと訴求を切り替えました。

これは、瞬間的な強さよりも、
“積み重ねの信頼”を前面に出す戦略への転換です。

👉 参考リンク
なぜ、味の素ギョーザは表現を切り替えたのか
https://l.smartnews.com/m-6XToooGQ/r6w820

売場対応のポイント

  • 「今売れている」より「ずっと売れている」を伝える
  • 冷凍食品売場は信頼の棚づくりが重要になる

ブランドは、
価格競争から抜け出すための“武器”になっています。

まとめ|2026年に強い売場は、「意味」を売っている

今週のニュースに共通するキーワードは、
価格・評価・環境・信頼です。

  • 値上げで“安さ”だけでは選ばれない
  • AIで“売場の質”が見える化される
  • 環境配慮が“選ぶ理由”になる
  • ブランドは“積み重ね”が評価される

だからこそ、
これからの売場は、
商品ではなく「意味」を売る場所になっていきます。

今日の1フェイス、1つのPOPが、
2026年の売場の強さを決めています。