週間グロサリーニュース2/2~2/8 値上げは減った。でも、油断はできません

2026年に入り、食品値上げのニュースは継続しています。
ただし今回の特徴は、「値上げ件数そのものは減少している」という点にあります。数字だけを見ると落ち着いてきたように見えますが、現場の体感は決してそうではありません。

理由はシンプルで、値上げ対象が生活に直結するカテゴリーに集中しているからです。酒類・飲料、加工食品、即食系といった「日常の当たり前」に近い商品ほど、値上げの影響は強く感じられます。

さらに今週は、
👉 すでに実施された値上げ
👉 これから予定されている値上げ
が混在している点も大きなポイントです。

売場は、過去対応と未来対応を同時に求められる状態に入っています。
それでは整理していきます。

① 2026年2月|食品値上げは674品目

件数は減少も、生活密着カテゴリー中心

2026年2月の食品値上げは674品目で、前年より約6割減少しました。
ただし内訳を見ると、酒類・飲料や加工食品(パックご飯など)といった、日常消費に近いカテゴリーが中心となっています。

これは「値上げが落ち着いた」のではなく、
生活インフラに近い商品だけが残っている状態とも言えます。

👉 参考リンク
https://l.smartnews.com/m-77DTjDTW/9sAi4W

売場対応のポイント

  • 件数減=安心ではない
  • 値上げ後の“価格慣れ”対策が必要
  • PB・容量違い・用途違いを必ず横に配置する

今は、「どれだけ上がったか」ではなく、
何が上がったかを読む力が重要になっています。

② 2026年6月1日予定|カルビー スナック値上げ

ポテチ・Jagabeeなど最大約30%

カルビーは2026年6月1日納品分から、ポテトチップスやJagabeeなど17品目を値上げ予定です。最大約30%と、体感インパクトは比較的大きい水準です。

嗜好品は削られやすいと思われがちですが、実際は
「完全にやめる」ではなく
買い方を変える方向に動きます。

👉 参考リンク
https://l.smartnews.com/m-77BLfcFq/a4rutH

売場対応のポイント

  • 値上げ前の買い置き需要を読む
  • PB・容量違いを事前に仕込む
  • 価格帯ゾーニングを明確にする

スナック売場は今、
選択肢を提示する売場に変わっています。

③ 2026年6月予定|明星 カップ麺・袋麺値上げ

即食は「削れない支出」へ

明星食品は2026年6月から順次、カップ麺・袋麺を値上げ予定です。夜店の焼そばは252円に改定される見込みです。

即食カテゴリーは、節約対象というより、
生活時間を支える商品になりつつあります。

👉 参考リンク
https://l.smartnews.com/m-77BLO4Gk/mEspDG

売場対応のポイント

  • ケース感・まとめ買い訴求
  • 「忙しい日の保険」価値をPOPで補強
  • 即食=生活インフラという前提で売場設計

即食は、価格競争より
安心供給価値が重視されます。

④ 2026年6月予定|チャルメラ・一平ちゃんなど

ブランドが「最後の選ばれる理由」になる

明星食品は2026年6月から、チャルメラ・一平ちゃんなど約80品目を値上げ予定です。

値上げ局面では、
安さよりも「慣れ」「信頼」「安心感」が選択理由になります。

👉 参考リンク
https://l.smartnews.com/m-76OlVoM8/PCR7sf

売場対応のポイント

  • ブランド棚を崩さない
  • 定番商品の視認性を維持
  • 売場の安心感を壊さない

ブランドは今、
価格上昇時の防波堤の役割を持ちます。

まとめ|今週のキーワードは「いつ上がるか」

✔ 値上げ件数は減少
✔ 生活密着カテゴリー集中
✔ 6月に向けた第2波あり

つまり今は、

「上がった後」ではなく
「上がる前の準備期間」

売場は、
未来を読んで準備する場所になっています。

値上げの本当の差は、
実施後ではなく、
実施前にどれだけ準備できたかで決まります。